2024-02-01から1ヶ月間の記事一覧

形式と内容

宗教の多くは「儀式」を行う。そしてそれは、単に合掌するとか、お経を唱えるとか、火を灯す、といったものではなく、多くは、非常に厳密な形式を持っている。 合掌のしかた、お経の唱え方、火の灯し方、祈りの作法などが複雑に組み合わされて儀式が行われる…

数多く訪うべし

高校3年の冬、そろそろ高校卒業を控えたある夜のこと。 いつものように寮の部屋で就寝前の礼拝を済ませ、その後、「これから高校を卒業したらどのような心構えで行けばよいでしょうか?」と神さまに伺った。具体的には、そのように念じて、教のしづくをパラ…

他に尽くすこと

「感謝を知るもの、すなわち奉仕なかるべからず。奉仕は天地の恩寵を受け取るものの、それに報ゆる必然の行いなり。」 「尽くす喜び。その喜びは、喜びの中にて最も高き喜びなるを知れるものは幸いなり。それぞまさに神の心なり。」 もし、この心をもって、…

感謝の反対語

感謝の反対語は? 私が高校生のころ、校長先生が朝礼でよくお話しされていたフレーズが、今でも忘れられない。 それは「何でも当たり前だと思っちゃいかんよ」という言葉。 いろいろな方々に支えられながら生きている。生きているだけで、感謝なのである。 …

岩に現れた般若

忘れもしない。1996年2月10日。 北海道の余市に近い豊浜トンネルで大規模な岩石の崩落事故があった。その際、その下を通っていたバスが岩の下敷きになり、20人の犠牲者が出た。大惨事だった。 トンネルの中の犠牲者を救うために、岩盤にダイナマイトを仕掛け…