他に尽くすこと

「感謝を知るもの、すなわち奉仕なかるべからず。奉仕は天地の恩寵を受け取るものの、それに報ゆる必然の行いなり。」

「尽くす喜び。その喜びは、喜びの中にて最も高き喜びなるを知れるものは幸いなり。それぞまさに神の心なり。」

 

もし、この心をもって、誰かに尽くしたらどうなるだろう。

夫は妻に尽くす。

妻は夫に尽くす。

親は子に尽くす。

子は親に尽くす。

先生は生徒に尽くす。

生徒は先生に尽くす。

店主は客に尽くす。

経営者は従業員に尽くす。

従業員は経営者に尽くす。

会社に尽くす。

地域社会に尽くす。

国に尽くす。

世界に尽くす。

どういう立場にあれ、周囲に尽くしていく行動。そのことによって、

人間関係は改善されて良い方向に進んで行き、

仕事は上手く循環し、そこから得られる報酬もまた増えよう。

そして、自らは何も求めなくても、そして望んでいなくても、最後には多くのものを得られるは、尽くした人間の方ではないか。

いや、それ以前に、尽くす人は、尽くすことじたいに喜びを感じているので、既に喜びに満ち溢れ、既に幸せなのである。

 

世の中が尽くす人達で溢れ、喜びが循環していけば、必ず世界は平和になる。